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米ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス(Chainalysis)が先般発表した「世界の暗号資産普及指数(Global Cryptocurrency Adoption Index=GCAI)」の2022年版によると、暗号資産の普及度でベトナムは前年に引き続き世界でトップに立っている。
チェイナリシスは、暗号資産の価値、送金額、預入額、P2P(Peer to Peer=ピア・トゥ・ピア)の取引高などをもとに暗号資産の普及度を測定。データは各国の1人当たりの購買力平価(PPP)とインターネットユーザー数で重み付けされている。
今回の報告は、世界145か国・地域のデータを集計・評価したもの。ベトナムの指数は1.000で1位につけた。トップ10は以下の通り。
1位:ベトナム(1.000)
2位:フィリピン(0.753)
3位:ウクライナ(0.694)
4位:インド(0.663)
5位:米国(0.653)
6位:パキスタン(0.609)
7位:ブラジル(0.562)
8位:タイ(0.560)
9位:ロシア(0.541)
10位:中国(0.535)
チェイナリシスがGCAI報告を作成したのは今回が3回目。ベトナムは初年度の10位から2年目に一挙に1位へと躍り出て、2年連続で1位の座をキープした。
専門家によると、ベトナムの暗号資産の普及度が高水準である理由として、ベトナム人が暗号通貨と連動する「遊んで稼ぐ(Play to Earn=P2E)」ゲームをはじめとする世界の新たなトレンドを意欲的かつ迅速に把握していることが挙げられる。