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労働傷病兵社会省によると、現在日本で働いているベトナム人は50万人近くいるが、このところの円安がVND換算した収入に直接響き、大きく目減りしている。
北海道の水産加工工場で働くチャンさんの毎月の給料は15万円。VND換算の金額は年初には3300万VND強だったが、現在は2600万VNDで700万VNDも少なくなってしまった。友人らは、今は送金しない方がいいとアドバイスしてくれたが、借金を返さなければならないので送金せざるを得ないと話す。
大阪で働くゴックさんによると、日本で働くベトナム人労働者の収入から全ての経費を除いて手元に残る金額は、職種により1500万~2500万VND(約8万7200~14万5000円)で、円安を考慮してもベトナムで働くよりは高いという。「円安を気にして日本で働くのを躊躇する人が多いけれど、そんな今だから競争率が低く、採用される可能性が高い」と応募者にエールを送った。
労働者派遣企業LETCOによると、日本で働く場合の収入は最低でも月12万円、大半は14万円から17万円で、建設業なら18万~20万円の可能性もある。円安の影響があっても日本は有望な派遣先市場で、今年の派遣者数は昨年の2.5倍以上に増加すると予測されている。