(C) vtc 写真の拡大. |
ホーチミン市交通運輸局は27日、公務員、職員、労働者の路線バス利用と、路線バスの運行情報・路線検索アプリ「ゴー!バスGo!Bus」の利用呼びかけを市の各部局、各区・郡・トゥードック市人民委員会に要請した。
「ホーチミン市における個人用車両の交通参加抑制を伴う公共旅客輸送の強化事業」を実現するための取り組みで、市は、2025年までに公共交通機関が市民の往来需要の15%に、2030年に25%に応えることを目標にしている。
ホーチミン市が、幹部、公務員、職員に路線バス通勤を呼びかけるのは初めてではなく、過去に何度も、バスチケットの無料配布、バス代金の一部補助、成績評価への反映など様々な取り組みを行ってきたが、路線バスの運行が遅れることが多いこともあり成果は上がらなかった。
近年、路線バス利用者は減少の一途を辿っている。2014年から2018年にかけては年平均▲6.65%減、2019年の利用者はおよそ2億5500万人で、前年比▲12.1%減少した。2021年はコロナ禍の影響で路線バス利用者は5300万人と、前年比▲60%近くの減少となった。
なおホーチミン市は、2022年の路線バス利用者の目標を2億3200万人に設定している。