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韓国国際協力団(KOICA)はこのほど、米国国際開発庁(USAID)と、ベトナムの環境分野における包括的な協力に向けた覚書(MOU)を締結した。
今回のMOUは2019年9月に韓国外交省とUSAIDが締結した、開発協力分野における協力促進のためのMOUを具体化するためのものとなる。
両機関は今後、ベトナムでプラスチックごみの削減、固形の廃棄物の管理体系強化、南部メコンデルタ地方における再生可能エネルギーへの転換支援など、気候変動分野で幅広い協力を模索していく。
KOICAはこれまで、廃棄物管理体系の構築事業や海洋環境の管理能力強化事業、「アジア環境衛生共同活用プラットフォーム」構築事業などのベトナムの気候変動分野で、約3200万USD(約43億円)規模に達する計8プログラムを支援してきた。
USAIDのアン・マリー・ヤスティショック(Ann Marie Yastishock)ベトナム事務所長は「気候の回復力を持つ未来という共通の目標をベトナムと共に達成するため、KOICAと協力できることをうれしく思う」と話した。
これに先立ち昨年11月、ベトナムは国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で、ベトナムが2050年に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を設定していた。