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10日に発表されたベトナムの各省・市における「統治・行政・管理効果指数(PAPI)」の2021年版で、東南部地方ビンズオン省が「公共部門での汚職取り締まり」指標で8.15ポイント(10ポイント満点)と評価され全国トップとなった。8ポイントを超えたのは同省だけだった。
「公共部門での汚職取り締まり」指標は、◇地方政府における汚職取り締まり、◇公共サービスの提供における汚職取り締まり、◇人材採用における公平性、◇汚職との戦いに対する決意の4項目に基づいて評価されている。
中央直轄市の5市の「公共部門での汚職取り締まり」指標は、◇ハノイ市:7.08、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:7.42、◇南中部沿岸地方ダナン市:6.78、◇ホーチミン市:6.33、◇南部メコンデルタ地方カントー市:6.77だった。同指標のうち「人材採用における公平性」(2.5ポイント満点)はハイフォン市が1.4で最も高く、ホーチミン市は1.09で最低だった。
PAPI調査は、ベトナム祖国戦線幹部育成科学研究センターと地域社会開発研究サポートセンター(CECODES)、国連開発計画(UNDP)が共同で2011年から実施している。今回の調査は、「公共部門での汚職取り締まり」を含む8つの指標(29項目)について、約1万6000人を対象に対面またはオンラインで実施した。