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ハノイ市のバックマイ病院によると、同市の建築現場で働く少数民族サンジウ族の青年が全身に火傷を負った意識不明の状態で緊急搬送された。充電中の携帯電話が爆発したことが、怪我の原因とされている。
家族の話では、みんなが居間でテレビを観ているとき、Tさん(男性・23歳)の部屋から大きな爆発音が聞こえた。部屋に入ってみると、大火傷を負ったTさんが気を失って倒れており、慌てて病院に搬送したとのこと。
Tさんの顔や身体には、携帯電話の部品とみられる多くの異物がいたるところに刺さっており、医師らはこれを除去。このほか左手も骨折しており、両耳の鼓膜も破れていた。
Tさんは爆発の影響で両目の視力が失われていたため、バックマイ病院の眼科に移送されて治療を受けている。
意識を取り戻したTさんは、充電中の携帯電話が爆発したと話した。検査の結果、Tさんの眼球には多くの異物が残されており、白内障と網膜剝離を引き起こしているため、異物を除去する手術が必要。しかし、視力を取り戻す可能性はかなり低いと見られている。