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西北部地方ソンラ省モックチャウ郡ムオンサン村(xa Muong Sang, huyen Moc Chau)で4月30日の南部解放記念日、歩行者用ガラスブリッジとしては世界最長となる「バックロン橋(cau Bach Long)」が開通する。
「バックロン橋」は全長632m、幅2.4m、地面からの高さは最も高いところで約150m。床にはフランスのサンゴバン社(Saint Gobain)製の3層の強化ガラスが使用されており、厚さは40mm。橋にはイルミネーションとサウンドのシステムが搭載され、訪問者の顧客体験向上に繋げている。
2020年2月に承認された同案件は、投資総額7730億VND(約43億4000万円)で、2021年初めに着工した。橋のふもとには鍾乳洞があり、洞窟内には、かつてこの地で暮らしたタイ族による彫刻が残されている。橋から眺める圧巻の景色は一見の価値があり、「バックロン橋」はモックチャウ観光の新たな目玉となることが期待されている。
「バックロン橋」を渡るための休日チケットは大人が65万VND(約3652円)、子供が45万VND(約2528円)。平日チケットは10万VND(約562円)安くなる。また、ソンラ省の住民や学生には割引料金が適用される。
なお、「バックロン橋」は、西北部地方ライチャウ省のロンマイ橋(cau Rong May)、同ソンラ省モックチャウ郡の「ラブブリッジ(cau Tinh yeu)」に次ぐ国内3本目のガラスブリッジ。
「バックロン橋」は現在、ギネス申請中で4月末か5月初めには「世界最長の歩行者用ガラスブリッジ」として認定される見通し。これまでの最長記録は中国・広東省にある全長526mのガラス橋だった。