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ハノイ市と北部紅河デルタ地方バクニン省で、わずか数日間に中高生3人が相次いで自殺した。
バクニン省バクニン市では3月31日午前、ダイフック(Dai Phuc)中学校に在籍する中学3年生(日本の中学2年生に相当)のN・K・Vさん(女性・14歳)が、自宅で首を吊って自殺した。
家族が遺体を発見した。現場に残された遺書には、「私がこうなったのは誰のせいでもない。クヨクヨしたり、自分を責めたりしないで」と書いてあった。
また、ハノイ市ハドン区にあるマンション「バンフー・ビクトリア(Van Phu Victoria)」では翌4月1日午前3時37分、高校1年生のL・N・N・Mさん(男性・16歳)が28階の自宅から飛び降り自殺した。
Mさんはその直前、父親との間で言い争いになっていた。Mさんは「父さん、ノートを見ていて」と言い、父親がノートを見ている間にバルコニーに移動し、柵を登って飛び降りた。その瞬間を目撃した父親は、パニックになって息子の名前を叫びながらバルコニーに向かって走り出したが、息子を止めることができなかった。
ノートには、「疲れ果ててしまった。これは怒りにまかせた考えではなく、ずっと前からこうしたいと考えていた。母さんは愛情深いけれど、いつも間違ったことをしていて、いつもやり過ぎだ。僕の意見なんて尊重されないから、言う意味もない。怒りっぽいけれど、いつも僕のことを理解したがってくれる父さん、さようなら。エイプリルフールさようなら、人生は冗談のようなものだ」と書いてあった。
遺書とMさんが飛び降りた瞬間を撮影した動画が急速に拡散され、大きな波紋を呼んだ。Mさんは生前、エリート校として知られるハノイ・アムステルダム高校(Hanoi - Amsterdam high school)に在籍していた。
さらに、同じくハノイ市ハドン区にあるマンション「ザ・ベスタ(The Vesta)」でも4月4日午前11時半ごろ、レホンフォン(Le Hong Phong)中学校に在籍する中学3年生の男子生徒が18階から飛び降り自殺した。この生徒の自宅は同マンションの11階にある。
この一連の自殺をめぐり、警察は捜査を急いでいる。