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南シナ海で発生した熱帯低気圧が、ベトナム時間8日午前1時に台風7号(アジア名:ライオンロック、日本では台風17号)になった。
日本の気象庁によると、台風7号は8日午後1時の時点で南シナ海に位置しており、ゆっくりとした速さで北へ進んでいる。中心気圧は994hPa、最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/s。
台風7号は、9日に海南島、10日にトンキン湾に到達し、11日にはラオスへ抜けて熱帯低気圧に変わると予想されている。この間にベトナムの北部紅河デルタ地方と北中部地方に上陸する見通し。
8日には北中部地方クアンビン省から南中部沿岸地方クアンガイ省と南中部高原地方コントゥム省にかけての地域で大雨となっている。引き続き9日から12日にかけて北部と北中部で大雨が発生し、山岳地帯では土砂崩れや地滑り、鉄砲水、また低地では洪水の発生が懸念される。
南中部沿岸地方クアンナム省では河川が増水し、ズイスエン郡(huyen Duy Xuyen)では8日午前4時ごろ、市場に移動中だった住民5人が流され、うち4人は救出されたが、1人(女性・65歳)は行方不明となっている。