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ホーチミン市交通運輸局はこのほど、同市における移動に関するガイダンスを発表した。
ガイダンスによると、道路旅客輸送について、10月5日以降に状況と需要に応じて一部の路線バスの運行を再開する。タクシーと観光車両も運行再開が可能だが、運行台数を各社管理下の台数のそれぞれ20%、30%以下とする。
配車アプリの9人乗り未満の自動車については、運行台数を各社管理下の台数の10%以下とする。ただし、配車アプリのバイクタクシー、従来型のバイクタクシー(セオム)は引き続き運行停止とする。
水路旅客輸送については、ビンカインフェリー(ニャーベー郡~カンゾー郡間)、カットライフェリー(ホーチミン市直轄トゥードゥック市~東南部地方ドンナイ省間)と、一部船着場での運行を再開する。
他の省・市からホーチミン市に入域する市民は、◇戸籍謄本や長期滞在証明書、身分証明書など、同市に居住している、または同市で勤務していることを示す書類、◇72時間以内に発行された新型コロナウイルス検査の陰性証明書、◇権限のある機関によって発行された移動許可証を提示しなければならない。
同市から他の省・市への移動は引き続き制限し、病人や小さな子供、妊婦の送迎など一部のケースに限って許可する。その場合も、◇新型コロナに感染して回復したことを示す証明書またはワクチン接種証明書、◇新型コロナウイルス検査の陰性証明書、◇権限のある機関によって発行された移動許可証を提示しなければならない。
タンソンニャット国際空港に移動する場合は、別途交通運輸省のガイダンスに従う。
また、10月4日以降は、◇東南部地方ビンズオン省、◇同ドンナイ省、◇同タイニン省、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省の近隣4省からホーチミン市の職場まで労働者を自動車で輸送する活動(往復)を再開できる。企業はホーチミン市交通運輸局に移動ルートや運行時間などを報告しなければならない。
労働者は4省とホーチミン市との間を移動する際に、バイクや自動車などの個人車両を使用することも可能。
なお、9月末にリリースされた新型コロナ対策関連の機能を一元化した新アプリ「PC-Covid」が普及するまでの間、移動時はワクチン接種歴を証明する公安省のアプリ「VNEID」、ホーチミン市保健局のアプリ「Y te HCM」、保健省のアプリ「So suc khoe dien tu(電子健康手帳)」のいずれかで付与されるQRコードを使用する。
QRコードを持っていない場合は、◇直近6か月以内に新型コロナに感染して回復したことを示す証明書、◇ワクチン接種証明書(1回以上接種し、接種から14日以上が経過していること)を提示する必要がある。