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ホーチミン市人民委員会(市役所)は7日、飲食店に対してテイクアウトおよびデリバリーでの販売を許可する内容の公文書を発出した。同文書は即時発効となった。
市内では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、飲食店での店内飲食が禁止されていたが、7月9日以降は対策が一層強化され、テイクアウトも禁止となっていた。今回の決定により、同市では飲食店のテイクアウトでの販売が2か月ぶりに再開することになった。
今回の決定を受け、グラブ(Grab)やショッピーフード(ShopeeFood)など、複数のフードデリバリーサービスが9日からサービスを再開すると発表した。
公文書によると、飲食店のテイクアウトでの販売のほか、郵便通信サービス、オフィス・情報技術(IT)機器、学用品を取り扱う店舗に対しても、宅配形式での販売を許可する。
各店舗の営業時間は午前6時~午後6時まで。各店舗は「3つの現場」(◇現場での生産、◇現場での食事、◇現場での休憩・宿泊)の体制を確保し、注文はオンラインで済ませ、宅配は配車アプリの配達員が担当することとする。
営業を再開する各店舗は、区・郡当局に登録して従業員の通行許可証を取得しなければならない。従業員は少なくとも1回の新型コロナウイルスワクチンを接種すること、さらに、1日おきに実施する新型コロナウイルス迅速検査の結果が陰性であることが働く条件となる。
市はこの他、◇スーパーマーケット・コンビニエンスストア・食料品店、◇トゥードゥック市内および1つの区・郡内で活動する配車アプリの配達員、◇医薬品・医療機器設備の製造販売を手掛ける施設に対し、午前6時~午後9時まで営業することを許可した。