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保健省のワクチン使用に関する専門家諮問評議会は8日に開いた会議で、1回目に接種した新型コロナウイルスワクチンと同じメーカーのワクチンが不足して2回目の接種ができない場合に限り、異なるメーカーのワクチンの交差接種を認めるとの勧告を出した。
保健省によると、ベトナムはこれまでに異なる技術によって生産された複数の種類の新型コロナウイルスワクチンを受領している。具体的には、英アストラゼネカ(AstraZeneca)製とロシア製スプートニクV(Sputnik V)のウイルスベクターワクチン、米ファイザー(Pfizer)製と米モデルナ(Moderna)製のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン、中国シノファーム(Sinopharm)製の不活化ワクチンだ。各メーカーは現在、様々な技術によるワクチン開発を継続している。
保健省は、2回目に異なるメーカーのワクチンを接種する場合の具体例を示した。
◇1回目にアストラゼネカ製、2回目にファイザー製またはモデルナ製を接種。
◇1回目にモデルナ製、2回目にファイザー製を接種(逆も可)。
保健省はこれまで、「1回目にアストラゼネカ製、2回目にファイザー製」の交差接種のみを認めていた。
今回、モデルナ製の交差接種を許可した背景には、ハノイ市やホーチミン市などで2回目分のモデルナ製ワクチンが不足していることがある。