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米ファイザー(Pfizer)は、ベトナムの12~18歳の約900万人の未成年用として、今年10~12月に新型コロナウイルスワクチン2000万回分をベトナムに供給する。ファイザー・ベトナムのジョン・ポール・プルチノ(John Paul Pullicino)社長が、14日に開かれたグエン・タイン・ロン保健相とのオンライン会合で表明した。
ファイザーは今年3月、12~15歳の2260人を対象とした新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で、強い免疫反応と有効性、安全性が確認されたと発表していた。臨床試験では、偽薬を接種したグループのうち18人がウイルスに感染したのに対し、ワクチン接種グループからは感染者が出なかった。米国とカナダでは現在、12歳以上にファイザー製ワクチンの接種が行われている。
プルチノ社長は、2000万回分とは別に、保健省との売買契約に従って年内に3100万回分のワクチンを供給すると明らかにした。7月に約100万回分、8~9月に340万回分、10~12月に約2700万回分を供給する。10~12月には約4700万回分が供給されることになる。
保健省はファイザーに対し、契約済みの3100万回分の引き渡しを7~9月に前倒しするよう要請した。また、2022年のワクチン供給計画や、ワクチン生産技術の移転またはベトナムでのワクチン生産工場の設置について交渉している。