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ハノイ市人民委員会は21日夜に緊急文書を発出し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波の対策として一時停止していた一部のサービスを22日午前0時から再開することを決定した。22日には早朝から、営業再開を待ちわびていた大勢の客で各店舗はにぎわいを見せた。
ホアンキエム区ハンザ―(Hang Da)通りに軒を連ねるフォー屋は、通常午前10時ごろまで朝の営業をしているが、22日は午前8時30分までに売り切れとなった。バーディン区ドンカン(Dong Can)通りの某春雨屋も午前6時に店を開けて2時間で100人もの来客があった。
春雨屋の女店主リエンさんは、「営業再開初日から大勢のお客さんに来てもらって大忙しで私も嬉しいです。テイクアウトだけの毎日は本当に退屈だったわ」と語った。
ただし、当局からの通達が急だったため、営業再開の準備が間に合わず、22日の時点ではシャッターが閉まったままの店も多かった。
飲食店での店内飲食だけでなく、不要不急のサービスとして営業停止になっていた美容院や床屋も、この日から営業を再開。路上の床屋には朝から散髪と髭剃りに来る男性客で賑わい、美容院はカットや洗髪に訪れる女性客で行列が出来ていた。