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韓国最大のインターネットサービス会社ネイバー(NAVER)は5月27日、通信郵便技術学院(PTIT、ハノイ市)に、産学協力で人工知能(AI)の共同研究開発(R&D)などを行う「PTIT - NAVER AIセンター」を開設したと発表した。
ネイバーが同様の研究施設をベトナムに開設するのは、3月のハノイ工科大学内「HUST - NAVER AIセンター」に続く2か所目となる。
PTIT内のセンターでは、現地の人材やネイバーの研究者によるディープラーニング(深層学習)やマッピング、動画、音声認識といった技術分野の研究を行う。具体的な課題としては、◇室内イメージの意味領域の認識、◇ディープラーニングによるビデオコーデック性能の向上、◇ベトナム語の音声認識技術およびデータ構築などが挙げられている。
このほかネイバーは、現地の人材を対象にしたグローバル研修プログラムやネイバーの技術者による特別講義、インターンシップ、奨学金など多様な支援も行う。
これに先立ち2019年からネイバーは、AI分野で同社を中心とした国際的なネットワークを形成することを目指し「グローバルAI研究ベルト」事業を推進している。同事業の一環で、昨年にはハノイ工科大学および通信郵便技術学院と人材育成に関する契約を締結していた。