(C) tuoitre 写真の拡大. |
中央衛生疫学研究所が南中部沿岸地方ダナン市と西北部地方ディエンビエン省の計36人のサンプルを対象に実施した新型コロナウイルスに関する遺伝子配列解析の結果、英国型の「B.1.1.7」とインド型の「B.1.617.2」の変異株が確認された。保健省が24日に明らかにした。
ダナン市の32人のサンプルのうち30人から英国型、2人からインド型の変異株が確認された。一方、ディエンビエン省の4人のサンプルからはいずれもインド型の変異株が確認された。
市中感染が急拡大している東北部地方バクザン省と北部紅河デルタ地方バクニン省ではインド型が猛威を振るっている。北部紅河デルタ地方ビンフック省と同ハイズオン省、同ハナム省では、インド型と英国型の両方が確認されている。
インド型の変異株は4月30日に西北部地方イエンバイ省のホテル従業員から初めて確認された。この従業員は、同ホテルで入国後の隔離措置を受けていたインド人専門家ら(後の陽性と判明)と接触があった。
なお、ベトナム国内でこれまでに確認された変異株は、◇D614G(欧州型)、◇B.1.1.7(英国型)、◇B.1.351(南アフリカ型)、◇A.23.1(ウガンダ・アフリカ型)、◇B.1.617.2(インド型)、◇B.1.222、◇B.1.6197型の7種類となっている。