(C) VnEconomy 写真の拡大. |
政府と国際労働機関(ILO)はこのほど、今後10年間のベトナムにおける国際労働基準の推進に関する覚書を締結した。労働傷病兵社会省とILOベトナム事務所が、労働者と使用者の代表の参加を得て協力して国際労働基準を推進し、結社の自由に関する条約を含む15のILO条約への加盟を検討する。
協力の主な内容は、◇国際労働基準に関する認識の向上、◇ベトナムが批准したILO条約の法制化・実行の強化、◇批准したILO条約の実行に関する報告の推進、◇別のILO条約への加盟提案など。
ベトナムはこれまでに25のILO条約を批准している。8つあるILOの基本条約のうち、◇1930年の強制労働条約(第29号条約)、◇1949年の団結権及び団体交渉権条約(第98号条約)、◇1951年の同一報酬条約(第100号条約)、◇1957年の強制労働廃止条約(第105号条約)、◇1958年の差別待遇(雇用及び職業)条約(第111号条約)、◇1973年の最低年齢条約(第138号条約)、◇1999年の最悪の形態の児童労働条約(第182号条約)の7つを批准済みだ。
覚書によると、ベトナムは社会経済的要求や条件、慣行に適するILO条約への加盟を引き続き検討する。1948年の結社の自由及び団結権保護条約(第87号条約)は8つの基本条約の1つだ。