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新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みである「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」から調達するワクチンの第2弾となる168万2400回分が、16日にベトナムに到着した。
ワクチンは英国アストラゼネカ(AstraZeneca)製で、現在は中央衛生疫学研究所で保管されている。今後、所定の検査を経て保健省が省・市への配分を調整する。
これに先立つ4月1日、第1弾の81万1200回分がベトナムに到着した。保健省は現在、ワクチンの調達に向けて多くの国や組織、メーカーと交渉を進めており、年内に受け取る約1億1000万回分を確保している。
このうち3890万回分がコバックス・ファシリティから、3100万回分がファイザー(Pfizer)とバイオンテック(BioNTech)から、3000万回分がアストラゼネカから調達する分で、さらにコバックス・ファシリティから1000万回分を追加購入する予定。
また、モデルナ(Moderna)やジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)に加え、ドイツのキュアバック(CureVac)、ロシアのスプートニクV(Sputnik V)、中国のシノファーム(Sinopharm)などについても調達に向けて交渉を行っている。
なお、新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、3月8日から5月16日午後4時までに97万9238回分の接種を完了した。このうち2万2561人については2回目の接種も完了している。