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保健省の29日午後と30日午前の発表によると、海外からの入国者3人が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。不法入国者の新規感染例や市中感染はなかった。
30日午前の時点で国内の累計感染者数は2594人。1月28日以降に確認された市中感染は13省・市の計910人で、このうち726人が北部紅河デルタ地方ハイズオン省で確認されている。
入国者3人のうち2人はベトナム人で、3月27日に東南部地方タイニン省モクバイ国境検問所から入国し、同省で隔離措置を受けていた。
残る1人はインド人専門家で、3月28日にカタールからホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着し、同市で隔離措置を受けていた。
26日に感染者として発表された不法入国者4人のうち、2585人目の感染者となった中国人男性が、3月25日午後2時から3時にかけて東南部地方ビンズオン省の「イオンモール・ビンズオンキャナリー」を妻とともに訪れていたことが明らかになった。店内に入ったのは妻だけで、感染者は車で待っていた。
また、この感染者は3月23日午前0時30分から3時ごろまで同省トゥアンアン市ベトシン住宅区C6-C11にある麺屋「ティエウチャウ(Tieu Chau)」を訪れ、店員2人と接触していたこともわかっている。
これを受けて、ビンズオン省疾病管制センターは、該当の時間にいずれかの店を訪れていた場合、最寄りの医療機関に申告するよう呼び掛けている。
他の不法入国者3人について、2人は北部紅河デルタ地方ハイフォン市、1人はホーチミン市で感染が確認されたが、いずれも接触者(F1)とF1の接触者(F2)の特定と検査を実施し、全員の陰性が確認されている。
なお、新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、8日から29日までに19省・市の医療従事者など4万6416人がワクチンの接種を受けた。