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保健省予防医療局は23日、新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みである「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」から、第1弾として81万1200回分のワクチンを今後3週間以内に調達できる見通しと明らかにした。
今回のワクチン分配量は当初の予定より少なくなるほか、メーカー側が生産規模の拡大と生産工程の最適化を図っていたため、計画よりも分配の時期が遅れた。今回の分配量は、ワクチンの公平な普及を目指す上での比率に基づいて決定したものだという。
当初は、3月中に130万回分、4月中に280万回分のワクチンがコバックス・ファシリティから分配される予定だった。
コバックス・ファシリティは、ワクチン接種が先進国を中心に進められ、途上国との格差が問題となる中、ワクチンを世界各国に公平に分配していくことを目指す国際的な枠組み。この中で、ベトナムを含む途上国92か国にワクチンを分配することになっている。
なお、保健省は23日、ロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV(Sputnik V)」の使用を許可した。これにより、スプートニクVは、英国アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチンに続き、ベトナム国内で接種が認められた2種類目の新型コロナウイルスワクチンとなった。