(C) zingnews |
グエン・スアン・フック首相は関連機関に対し、2月のテト(旧正月)までベトナム国内に人を迎え入れる航空便の受け入れを極力制限するよう指示した。
運航が必要不可欠な航空便については、◇保健省、◇外務省、◇国防省、◇公安省、◇交通運輸省の5省が合意の上で首相に報告し、意見を仰いで個別に許可を取得しなければならない。
この背景には、多くの国々で新型コロナウイルスの変異株が流行していることがある。ベトナムでは、第13回共産党全国大会(開催時期:1月25日~2月2日)とテト(元旦:2月12日)が間近に迫っており、感染症対策強化という観点でセンシティブな時期となっている。
国防省は保健省と協力し、隔離施設を手配する。隔離期間とそのワークフローは新型コロナウイルスの変異株について慎重を期した上で合理的に調整する。
省・市レベルの人民委員会は、軍以外の施設の監視・検査を強化する。地元当局は、在外の家族がいる世帯に対し、家族が不法に入国することのないよう呼びかけるなどして情報周知を図る。
なお、交通運輸省はテト明けから定期便の運航再開を改めて検討する。