(C) tuoitre 写真の拡大. |
グエン・スアン・フック首相は5日、首相指示第1号/CT-TTgを公布し、この中で新型コロナウイルスの変異株が流行している地域からの航空便受け入れを一時停止することを決定した。
航空便の受け入れ一時停止措置はまず、新型コロナウイルスの変異株が急拡大中の英国と南アフリカ共和国の2か国に対し適用される。この他の地域については、関連機関が確認の上で措置を適用する。
新型コロナウイルスの変異株は、これまでに約38か国で確認されており、ベトナム国内でも英国帰りのベトナム人女性が感染しているのが先日初めて確認された。この状況下で英国など複数の国々が都市封鎖(ロックダウン)を余儀なくされている。
ベトナムでは、第13回共産党全国大会(開催時期:1月25日~2月2日)とテト(旧正月)が間近に迫っており、感染症対策強化という観点で非常にセンシティブな時期となっている。
この他、隣国からの不法入国が最近相次いで摘発されていることを受け、首相は国防省に対し、地方自治体などと連携して国境警備に努め、取り締まりを一層強化するよう指示した。