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韓国でユーチューブ(YouTube)を中心に目立っていた、下着姿のベトナム人女性が掲載された国際結婚仲介業者の広告が表示停止となる見通しだ。
韓国女性家族省はこのほど「結婚仲介業の管理に関する法律施行規則」に、人権侵害に関する項目を追加。ここに仲介相手の写真を羅列、掲載するケースを新たに含めることで、取り締まりを強化することを決定した。同法律によると過剰もしくは虚偽の広告を掲載すると、営業停止に加え最長3年の懲役と、最高3000万ウォン(約288万円)の罰金が科される。
同省や韓国移住女性人権センターによると、昨今は下着姿のベトナム人女性の写真と共に、年齢、身長、体重、未婚・既婚、子どもの有無といった項目まで記載された広告が見られていた。また結婚生活を大げさに演出したドキュメンタリー風の広告で、女性の個人情報が露出するケースもあった。こうした広告は2018年の625件から、2019年には5168件へと急増した。
同センターが業者を通して見合いを行ったベトナム、ラオス、カンボジア女性に設問調査を実施したところ「見合い相手と会う際、露出度の高い衣装で来るように言われた」や「1人の新郎に対し20~30人の新婦候補が面接した」などの回答を得ており、女性の商品化が深刻であると指摘している。