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トー・ラム公安相がこのほど発表した2020年の犯罪防止と法違反に関する報告によると、公安機関が2020年に全国で摘発した事件のうち社会秩序違反が4万6700件で前年比▲2.76%減少した一方、強姦などの重犯罪が増加していることが明らかになった。
社会秩序違反に関する犯罪は全体の85.69%を占め、重犯罪の摘発数は減少しているものの、殺人、強姦、公務執行妨害、賭博などの一部の犯罪は増加しているという。中でも強姦は+13.51%増加し、児童に対する強姦に限ると+30.38%増となっている。また、公序良俗違反は+53.51%増、公務執行妨害は3.6倍に増加した。
違法な高利貸しは引き続き抑え込みに成功している一方で、インターネットを介した貸付けや詐欺・窃盗・強盗などの犯罪は複雑化している。
経済管理秩序違反に関する摘発事件は2万2105件で全体の38.56%、賄賂や職権乱用などの汚職事件は同2.49%だった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連した犯罪も発生している。商品の価格高騰を狙った買占め、密輸や国境地域における違法取引、新型コロナ感染対策に使用される設備機器の偽造品製造などが確認されている。
環境資源や偽造品、密輸、違法商業取引、汚職など一部の分野については、違法行為の蔓延に対して摘発数が伸びていない状況が続いている。