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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会は3日、感染症対策会議を開催した。出席した委員らは、新たな状況に対応し新型コロナウイルスと安全な形で共生する必要があると強調した。
同委員会は、人口が1億人近いベトナムがこれまでにコロナ対策に投じた総費用は4億USD(約425億円)に達しておらず、感染拡大を低費用で効果的に抑え込んでいると自己評価した。今後の課題は、感染防止と経済発展を両立させることで、まずは外国人専門家や投資家が入国できるよう国際線の運航を再開し、国益をもたらす交流活動の強化を図ることが必要となる。
専門家らは、その方策の一つとして、国際空港や国境ゲートなどで迅速検査キットを使用する方向への検査戦略の変更に言及した。ハノイ市の中央伝染病衛生研究所のダン・ドゥック・アイン所長は、新型コロナウイルス抗原迅速検査キットの利用を提言した。
現在、国内では3つの組織で抗原迅速検査キットの研究開発が進められており、製品化の最終段階にあるという。専門家らは、検査キットの国内生産を待つ間、先進国から高品質の検査キットの輸入を検討するよう提案した。