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ホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席は3日に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の会議で、8月5日より市内の公共の場でマスクを着用しなかった者に処罰を科す方針を明らかにした。
会議に出席したグエン・ティエン・ニャン書記は、「ホーチミン市は現在、感染流行地域であるダナン市(南中部沿岸地方)から戻ってきた人々、不法入国した外国人という二つの脅威にさらされている」と語り、感染症予防のためには、人々の意識を高めて、混雑している場所でのマスク着用を啓発する活動が重要になると強調した。
ニャン書記によると、市は十分なマスク供給を保証しているが、約20%の人が公共の場でマスクを着用していない状況だという。そのため、書記は公共の場でのマスク非着用の者に対する処分を復活することを市に提案。さらに、感染流行地域から来た者の自主的な隔離を義務付け、もし隔離に従わない者を見つけた場合、当局に通報するよう市民に呼び掛けた。
これを受けたフォン主席は、関連機関に対して、8月5日以降に市内の公共の場でマスクを着用しなかった者を処分するよう指示した。これに先立ち、市では3月に新型コロナ感染拡大防止に関する違反の処罰について取り決めた文書を発出。この時の処罰では、公共の場でのマスク非着用に10万~30万VND(約463~1389円)の罰金処分が科されることになっていた。