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韓国最大のインターネットサービス会社NAVER(ネイバー)がハノイ工科大学とIT人材育成のために協力すると発表した。
同社は2019年から、米国や中国など人工知能(AI)分野で先を行く国に匹敵する、同社を中心とした国際的なネットワークを形成することを目指し「グローバルAI研究ベルト」事業を推進している。同社の拠点がある韓国、日本、ベトナム、フランスが基点となり、なかでもベトナムは東南アジアの中心的拠点にしたい考えだ。
今回の提携により、AI研究などを行う学士、修士、博士課程の学生および教授と、ネイバーの技術者が共に産学協力の研究課題を進めていく。このためハノイ工科大学のキャンパス内に共同研究室を設置。学生を韓国・日本・フランスへ招へいしての研修プログラムやネイバーの技術者による特別講義、インターンシップと奨学金プログラムの実施、学部生を対象としたコーディング教育などを行う。
コーディング教育に関しては、ITを中心とした教育プログラムを提供、支援しているネイバーコネクト財団がベトナムに最適化したソフトウェア開発者向け育成プログラムを実施する予定だ。
こうした活動を通してネイバーは長期的に、優れた人材の確保も目指している。