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新型コロナウイルス治療に向けたワクチン開発を進める保健省傘下の第1ワクチン生薬製造会社(Vabiotech)は、6月上旬からマウスを用いた実験の第2期を行うことを明らかにした。
同社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が中国・武漢で猛威を振るい始めた1月下旬から、英国ブリストル大学と協力しワクチン開発に着手。4月下旬からマウスを用いた実験の第1期を行い、同月26日に実験用マウス50匹にワクチンを投与した。
マウスはいずれも健康な状態を保っており、採取された血液からハノイ市の中央伝染病衛生研究所で抗体の分析・評価が行われている。
同社は第1期の実験結果を踏まえ第2期を行う予定だが、第2期で用いる実験用マウスの数はまだ決まっていない。
なお、同事業が順調に進めば、早くても8~9か月後にワクチンのサンプルが完成する見通しで、その後もさらに実験が必要だという。