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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の18日午前6時の発表によると、ベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は計320人となっている。15日に1人、16日に5人、17日に2人の新規感染が発表された。新規感染者8人はいずれも海外からの帰国者だった。
ただし、海外からの入国者を除く国内での新規感染は32日間続けてゼロ人となっている。18日午前までに260人が退院済み。これまでに新型コロナウイルスによる死者は出ていない。
新たに感染が確認された8人のうち、15日に発表された1人はベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)VN0088便で3日にドバイから帰国した。南部メコンデルタ地方カントー市に到着後、同地方バクリエウ省の学生寮の集中隔離施設で隔離されていた。現在はバクリエウ省総合病院で隔離・経過観察を受けている。
16日に感染が発表された5人のうち、3人はベトナム航空のVN0062便で13日にロシアから帰国した。このほか、カンボジアから2日に入国した1人、フィリピンから14日に入国した1人についても同日に感染が発表された。
17日に感染が発表された2人は、いずれもベトナム航空のVN0062便で13日にロシアから帰国した。これにより、同便の乗客のうち感染が確認されたのは29人となっている。
なお、ベトナムの感染者320人のうち、海外からの入国者が180人と半数以上を占めている。いずれも入国後ただちに隔離措置を受けているため、市中感染の危険性はないという。