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ホーチミン市2区カットライ街区グエンティディン(Nguyen Thi Dinh)通りに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止策として開設された中央隔離センター内で21日、「0(ゼロ)ドンスーパー(Free mini mart)」がオープンした。
このスーパーは2区病院連合に所属する若手の医師や看護師の有志がオープンしたもので、菓子、インスタント麺、飲料水、ティッシュペーパー、歯ブラシ、歯磨き粉、ボディーソープなどの飲食物や日用品が揃っている。着の身着のまま施設に入所となった人が不自由のないようにという医療従事者らの起案によるという。
商品の仕入れや運営費は連合が負担しており、陳列棚の商品は全て無料。隔離施設の入所者は必要に応じて自由に手に取ることができる。今後は外部からの寄付も募り、入所者の需要が高い商品を補充していくという。
留学先の韓国ソウルから帰国して隔離施設に入所して11日になる女性は、入所後は生活を大きく規制されると思っていたが、医師や看護師そのほかの医療従事者に良くしてもらい、不自由なく生活でき感謝していると語る。