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中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国でも拡大していることを受け、南中部沿岸地方ダナン市当局は24日午前、同市に到着したテグ(大邱)発の航空機の全乗客80人に隔離措置の適用を決定した。しかし、このうち韓国人の乗客22人が受け入れ先である病院での隔離に猛反発。結局、韓国人らはホテルで隔離措置を受けることになった。
ダナン市の計画では、韓国人乗客はダナン市肺臓病院(リエンチエウ区)で、ベトナム人乗客はドンゲ動員予備訓練センター(ホアバン郡)でそれぞれ隔離し、隔離にかかる費用は市が全額負担することになっていた。韓国人乗客に対する隔離措置については、保健局と在ダナン韓国総領事館の職員が説得にあたった。
空港着陸後、医療検査と隔離のため、ダナン市肺臓病院に輸送された韓国人乗客らだったが、「我々はあくまでも観光目的でダナンに来た。現状を考えれば、隔離はやむを得ないが、病院での隔離は断固拒否する」と主張し、隔離先をホテルに変更するよう求めた。
その後、当局は市内の複数のホテルから受け入れを拒否された末、ようやくハイチャウ区の4つ星ホテル「ソンハン(Song Han)」から韓国人乗客の受け入れについて合意を得た。しかし、ホテル側が午後10時の時点で、受け入れ準備が完了しなかったため、結局、韓国人乗客は病院で一夜を過ごすことになった。