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保健省は11日午前、ベトナム国内で新型コロナウイルス(nCoV)の感染が新たに確認されたと発表した。これにより、ベトナム国内の患者数は15人に増えた。ただし、15人のうち6人は既に完治し退院している。
新たな患者は、北部紅河デルタ地方ビンフック省ビンスエン郡クアットルウ村(xa Quat Luu, huyen Binh Xuyen)に住む生後3か月のLちゃん。Lちゃんは、先に感染が確認された日系企業従業員のDさん(23歳)から感染したとみられる別の患者、Bさん(女性)の孫だという。なお、Dさんは完治し10日に退院した。
Lちゃんはテト(旧正月)期間中の1月28日、母親に連れられてビンスエン郡ソンロイ村(xa Son Loi)にあるBさんの自宅を訪れ、4日間にわたり滞在した。その後Bさんの感染が確認されたことで、Lちゃんと母親は接触者リストに追加され、監視されていた。
Lちゃんは6日から咳や鼻水などの症状が出たため、検査を受けたところ陽性だった。現在はビンスエン郡の病院で隔離され治療を受けているが、Lちゃんの病状は安定している。
【ベトナム国内の感染者】
◇ホーチミン市:3人(うち1人退院)
◇南中部沿岸地方カインホア省:1人(退院)
◇北中部地方タインホア省:1人(退院)
◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:10人(うち3人退院)