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ハノイ市人民委員会のグエン・ドゥック・チュン主席は22日、同市ソクソン郡のナムソンごみ処理複合区で展開されている廃棄物焼却発電プラント建設案件の進捗状況を視察した。
視察を終えたチュン主席は、同市では廃棄物処理が大きな社会問題になっていると強調し、同案件の重要性を訴えた。同市は近年、廃棄物処理だけでなく、ごみ収集でも近代化を図っており、積極的な投資を行っている。
2017年末に承認された同案件は投資総額7兆VND(約333億円)。1日のごみ処理能力は4000tで、国内最大規模の廃棄物焼却発電プラントとなる。焼却プラントは、ヨーロッパの最新技術を用いており、1時間当たり75MWの発電が可能。なお、プラントのデザインはベトナムの象徴である蓮の花とアオザイをイメージしているという。
現時点で、案件の進捗度は35%。チュン主席は投資主に対して、2020年8月までに工事を完了し、10月にプラントを稼働させるよう求め、これを実現すべく建設局をはじめとした関連当局と連携しながら進捗を加速させるよう指導した。