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北中部地方トゥアティエン・フエ省警察はこのほど、不法出国手配事件を摘発したことを明らかにした。
これに伴い、ホーチミン市のホアンファット(Hoang Phat)教育コンサルティングサービス貿易有限会社の社長ブイ・ティ・トゥー・ホン容疑者(女・34歳)、その夫グエン・カック・チョン容疑者(男・32歳)、グエン・バン・チュオン容疑者(男・32歳)の3人が起訴された。
これまでの捜査結果によると、トゥアティエン・フエ省に住むTさんが居住目的での渡米を希望し、同じく同省に住むチュオン容疑者からホアンファット社を紹介され、「手数料」として容疑者らに3万6000USD(約390万円)を納付した。
Tさんと、同じく渡米を希望していた別の3人の計4人は容疑者らの手配のもとでハノイ市ノイバイ国際空港を出発。一行は観光ビザでマレーシア、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアを転々とした後、次の目的地のチリでホン容疑者と合流した。
さらに4人はホン容疑者の手配により、米国に密航するためにエクアドル、そしてキューバに渡った。
しかし、密航が危険で不可能であることに気付いたTさんともう1人の2人は、キューバのビザの期限が切れる直前に駐キューバ・ベトナム大使館を訪れて支援を求め、無事にベトナムへ帰国した。Tさんが帰国後に同省警察へ被害を届け出たことが、摘発のきっかけとなった。