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ベトナムの乳業大手THグループは14日、ハノイ市ドンアイン郡ティエンズオン町(xa Tien Duong)で「ハイテクメディカルヘルスケアコンプレックス」設立プロジェクトの始動式を執り行った。
これは、◇予防医学および早期診断センター、◇高度な技術を応用した国際標準の総合病院、◇東洋医学と西洋医学を組み合わせた5つ星リハビリ看護センター、◇臨床・亜臨床研究教育訓練および国際協力センター、◇老人センターおよび老人介護施設の5つのエリアからなるベトナムで初めての施設となる。
同プロジェクトは、ハノイ市のニャッタン~ノイバイ周辺エリアの都市開発の一環として、優先的に投資開発を展開していくことが政府から承認されている。
プロジェクトはオープンな現代医学をコンセプトとしており、医師陣は患者の疾患を治療するだけでなく、患者の社会復帰に向けた身体機能の回復を保証した医療を提供する。コンセプトに合った医療サービスを提供するため、報技術や人工知能(AI)、ビッグデータなど第4次産業革命に基づいた現代医療モデルの構築を目指す。
THグループは、プロジェクトの始動にあたり、ベトナムの伝統的な医学や薬学と世界の最先端医学の組み合わせにより、ベトナムの知性と資源、世界最先端技術との融合の象徴となるだろうと自信を見せている。
始動式で同市人民委員会のグエン・ドゥック・チュン主席は、このプロジェクトが現代医学と伝統医学を融合した医療の象徴となり、人々に最高品質の医療サービスをもたらすことを確信していると祝辞を述べた。また、ハノイ市はプロジェクトの順調な進捗に向けてサポートしていく方針だとした。
このほかTHグループおよびTHメディカルは始動式で、慶応義塾大学(東京都港区)および慶応義塾大学病院(東京都新宿区)と協力覚書に調印した。これにより、今後は管理運営で協力していくほか、双方で人事交流も行われる予定。