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ここ数日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では、雄ブタの生殖器を揚げた料理「クーヘオ(Cu Heo)」を提供する店がホーチミン市にあるという情報が拡散され、話題を呼んでいる。
実際のところこの料理はかなり前からあったが、提供する店が少ないために知る人ぞ知る料理だった。6区ビンティエン(Binh Tien)通りとファムバンチー(Pham Van Chi)通りの交差点でチャン・ゴック・ホアさん(38歳)が商う屋台には、クーヘオを求めて客が絶え間なくやって来る。
ホアさんは6~7年前から酒のつまみとして豚のおっぱい(ブーヘオ=Vu Heo)」や豚皮の素揚げと一緒に少量のクーヘオを売っていた。ところが、ここのところ客足が急増していることからクーヘオだけでも1日当たり6~7kg、日によっては10kgも売れることもあるという。客の多くは物珍しさで注文するようだ。
ホアさんによれば、クーヘオの素揚げの作り方は難しくはないが、臭みを取るために念入りに下処理をする必要があるのだそう。下処理が終われば塩少々、化学調味料少々に浸けて味を染み込ませて、こんがりきつね色になるまで揚げるだけ。付け合わせには茹でた空心菜やオクラ、つけダレには塩コショウにライムを絞ったものや、塩と青トウガラシなど好みに合わせていただく。
クーヘオは量り売りで100g当たり3万VND(約140円)。臭みは全くなく歯ごたえがありなかなか美味しい。営業時間は夕方4時から深夜まで。