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紅河デルタ地方ナムディン省スアンチュオン郡スアンゴック村にあるブイチュー聖公会堂の改修・解体工事に関して、建築家らの反対意見を受け、同教会の解体が見送られることが10日に発表された。
ただし、現時点では解体を見送ることを決定しただけで、新しく教会を建設するか否か、また古い教会をどのように保存するのかなどについての詳細は決まっていないという。
これに先立ち、同教会は5月13日から教会の大規模改修を行うと発表した。しかし、25人の建築家らが「これは改修ではなく、解体・建て替え工事だ」と訴え、工事中止を提議するとともに、同教会を国家遺産に認定することを首相に提案していた。
全長78m、幅22m、高さ15mのブイチュー聖公会堂は1885年に建立された。1世紀以上が経った現在も荘厳かつ重厚な佇まいを保っているが、老朽化も進んでおり、屋根から雨漏りするなど修繕が必要となっている。