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紅河デルタ地方ハイフォン市で、アフリカ豚コレラ(ASF)の流行が確認された。これに先立ち、同地方のフンイエン省とタイビン省でもASFが確認されており、ハイフォン市が国内3か所目となる。
ASFの感染が確認されたのは、ハイフォン市トゥイグエン郡チンミー村にある養豚農家1戸で、35頭の豚を飼育していた。地元当局はASFに感染した豚を殺処分し、養豚施設とその周辺の消毒を行った。
同市で確認されたASFウイルスは、他の2省で流行しているASFウイルスとほぼ同じだ。ASFは治療法がなく、強い伝染力と高い致死率が特徴の深刻な疫病だが、家畜や家禽、水禽、そしてヒトなどは感染しない。
当局は国民に対して豚肉の消費をボイコットしないよう呼びかけると共に、疫病の流行で豚を殺処分される養豚農家に対して補助金を支払う措置について情報周知を図っている。