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台湾でベトナム人観光客152人が行方をくらました事件で、ハノイ市観光局はこのほど、逃亡したベトナム人観光客らを集めたゴールデントラベル(Golden Travel Trade & Tourism、ハノイ市)とツインブライト(Twin Bright、同)の2社の検査を行った。
検査を経て、書類保管に関する規定違反や書面による旅行手配契約の不作成、無資格のツアーガイドの使用などの行政違反で、ゴールデントラベルに対して4850万VND(約23万3000円)の罰金を科すほか、9か月間の国際旅行事業ライセンス回収処分を科した。
また、ツインブライトについて、同社の事業内容は宣伝広告事業で、国際旅行事業のライセンスを所有していないことが分かった。ハノイ市観光局は、不法出国手配の捜査のために同市公安局に同2社の書類を送致した。
ホーチミン市観光局はこれに先立ち、ベトナム人らを受け入れた台湾の旅行会社ETホリデー(ETholiday)の紹介のもと、上記2社の集めた観光客のために電子ビザを直接申請した同市の旅行会社インターナショナル・ホリデーズ・トレーディング・トラベル(International Holidays Trading Travel)の国際旅行事業ライセンスを一時回収している。
12月30日時点で152人中3人が既に台湾を出国し、1人が当局と連絡を取っており、さらに台湾出入国管理機関が20人(男性7人、女性13人)の身柄を拘束している。128人(男性91人、女性37人)は未だ特定できないままだ。