日本とベトナムの経済連携協定(EPA)に基づき日本がベトナムから受け入れる看護師・介護福祉士候補の第5期生219人が、31日に訪日する。
今回日本に入国する219人は、ベトナム国内で1年間の日本語研修を受講し、日本語能力試験でN3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル)以上を取得したメンバーだ。
日本入国後は、日本語研修および看護・介護導入研修を経て、全国の受け入れ病院・介護施設での就労を開始する。看護師候補は最長3年間、介護福祉士候補は最長4年間日本に滞在し、国家試験の合格を目指すことになる。
日本政府とベトナム政府は2008年、ベトナム人看護師・介護福祉士候補の派遣・受け入れに関する合意を含めたEPAに署名した。
2014年6月には第1期生が訪日し、2015年3月には第1期生の1人が看護師国家試験に合格、初のベトナム人看護師が誕生した。2016年には14人が、2017年には15人が、2018年にはさらに18人が看護師国家試験に合格した。
一方、介護福祉士国家試験では、ベトナム人介護福祉士候補にとって初回の試験となった2018年に89人が合格している。