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交通運輸省はこのほど、自動車による旅客輸送業の条件を規定する政令第86号/2014/ND-CPに代わる政令草案を政府に提出した。同草案では、ウーバー(Uber)やグラブ(Grab)などの配車アプリ事業に対する取り締まりを強化する。
草案によると、これまで試験的に認められてきたスマートフォン向けアプリを活用した配車サービスを事業として公認する一方、アプリ提供会社は事業展開にあたりベトナム国内で企業登録を行うほか、電子商取引(eコマース=EC)に関する適切な事業内容を登録し、さらに商工省で電子商取引アプリについても登録しなければならない。
また、登録車両は車体に連絡先やアプリ提供会社のロゴなどを記載しなければならない。このほか、草案には従来型のタクシー事業に対する条件を減らし、アプリを活用した配車サービス事業に対する条件を増やす形で2事業間の不公平を改善する条項も盛り込まれている。