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ホーチミン市保健局の責任者が17日に開かれた高血圧予防に関するイベントで発表したところによると、ベトナム全国の高血圧患者の数は1200万人に上るという。
ベトナムでは毎年、約9万1000人が高血圧が原因で死亡し、全国の死亡者数の約2割を占めている。高血圧は脳梗塞や心筋梗塞、心不全、腎不全、失明などにつながる可能性が高いが、高血圧患者の半数は自分が高血圧に罹患しているにもかかわらず、それを意識しておらず、3分の2は治療を受けても正常な健康状態を確保できていないのが現状だ。
ホーチミン市では、若年層の約15%が肥満や運動不足などにより高血圧に罹患し、10年前の10%と比べて大きく増加している。なお、保健当局は国民に対し、運動を推奨すると共に、摂取する塩分の量を控えるよう呼びかけている。