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南中部高原地方ラムドン省ダラット市の有名な桜農園「ムオイロイ(Muoi Loi)」で、日本で最も美しい桜の一品種として知られているソメイヨシノが栽培されている。ダラット市で栽培されているこの桜も、日本と同じ時期に開花するという。
このソメイヨシノは、米国・ニューヨークのベトナム文化教育研究所のチャン・タン所長が2015年11月に米国から持ち帰り、ダラット市に贈った6本のうちの3本で、ムオイロイのブイ・バン・サンさんによって栽培されている。
サンさんは現在、ソメイヨシノをダラットで育った桜に接ぎ木すべく試行中で、既に7本の木で30~40cmの枝木が成長しているという。実験に成功すれば、今後は大量に接ぎ木を行っていく予定だ。