(C) tuoitre, Heraldsun 写真の拡大. |
オーストラリア・メルボルン郊外のフッツクレイにあるベトナム系伝統的市場「リトル・サイゴン・マーケット(Little Saigon Market)」で現地時間13日午前6時30分頃、大規模な火災が発生した。開店前だったため死傷者は出なかったが、物的損害額は1200万AUD(約10億4000万円)超と推定されている。
消防士75人が出動して鎮火にあたり、同日正午を過ぎてようやく火は消し止められたが、建物の一部が全焼した。この市場には、ベトナム人が運営する飲食店や生鮮食品販売店など約25店舗が入居しており、多くの在住ベトナム人が買い物に訪れる場所の1つとなっている。
市場の上階に入居していたチャリティー団体「レ・トゥエンティーマン・ファウンデーション(Les Twentyman Foundation)」の事務所も全焼し、事務所に保管されていたホームレスの子供向けのクリスマスプレゼントや教科書約6000冊などが焼失した。
なお、市場の建物内の冷凍庫から出火し、火の手が燃え広がったと見られているが、現時点で正確な原因は特定できていない。