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北中部地方ゲアン省マット島付近で14日に墜落した空軍戦闘機「Su-30MK2型機」(機体番号8585)を捜索していた海上警察の航空機「CASA-212型機」(同8983)が、16日に紅河デルタ地方ハイフォン市バックロンビー島から南西に44カイリ離れたトンキン湾の海域で墜落した事故で、犠牲となった9人中8人の遺体とブラックボックス2点が28日までに発見・回収された。残る1人については、現在も捜索が続いている。
ブラックボックスが発見されたのは、バックロンビー島から南南東に26カイリ離れたトンキン湾の水深約50~60mの地点。これまでに、同機の胴体、尾翼、プロペラ、エンジン、また乗員の私物と見られる遺留品も同湾の別の地点で発見・回収されている。
ベトナム当局と同機を製造したエアバス・グループ(Airbus Group)は、エアバスが事故原因の究明を支援することで一致していたが、これについてベトナム人民軍のボー・バン・トゥアン副総参謀長は、ブラックボックスの解析はベトナム側でも可能だとして、実際にエアバスの支援を受けるかどうかは後日決定すると発表した。