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ベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」を運営するSPTテレコム(SPT Telecom)は、3月4日から6日までAAGのメンテナンスを実施する。これに伴い、海外にサーバーを置くウェブサイトへのベトナムからのインターネットアクセスに影響が出る見通しだ。
ただし、情報筋によると、メンテナンスが予定されているのは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)の利用が少ないシンガポールとの接続区間で、インターネットアクセスへの影響は限定的と見られている。
AAGは、東南アジアから太平洋を横断して米国西海岸に至る全長約2万kmの海底ケーブルで、ベトナムから海外へのインターネットアクセスにおいて通信量の60%を占める最大のルートとなっている。しかし、2009年に運用が開始されて以来、切断事故が相次いで発生している。
AAGには、◇FPTテレコム(FPT Telecom)、◇ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel Group)、◇ベトナム郵政通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、◇サイゴンポステル(Saigon Postel=SPT)のベトナム企業4社も出資している。