(C) Zing, 漂白前のイカ 写真の拡大 |
ハノイ市警察環境警察局は15日、同市バーディン区にあるロンビエン市場の水産物売り場の立ち入り検査を行い、腐った大量のイカを化学物質に浸して漂白しているのを発見した。
市場の倉庫には、約750キロのイカが保管されており、このうち150キロが化学物質で満たされたドラム缶に詰められ、漂白されていた。警察の事情聴取に対し、倉庫にいた作業員は、「薬品を使って、腐ったイカの変色した部分と臭いを取り除き、漁獲直後のように白くなったら、市場で売っていた」と白状した。
店主らは、腐ったイカを1キロ1万2000ドン(約57円)で買い取り、漂白後に4~5倍の値段でで販売していたという。
なお、ロンビエン市場で、腐った水産物の漂白が発覚したのは今回が初めてではなく、2009年にも腐った魚を漂白して販売していたことが明らかとなり、市民の間で大問題となったことがある。