紅河デルタ地方ハイフォン市ハイアン地区にあるタムダー貿易サービス株式会社で31日午後4時ごろ、同社社長宛に送られてきた郵便物が爆発し、郵便物を開封した女性社員が軽傷を負う事件が発生した。
負傷したのは同社で会計係として働いているグエン・ティ・ホンさん(25歳)で、爆発により顔や手に数十発の鉛球を浴びて病院に運ばれたが、命に別状は無いという。
ホンさんによると、問題の郵便物は30歳ぐらいのバイクタクシーの女性運転手から受け取ったという。差出人がハイアン区祖国戦線委員会と記載されていたため、何の疑いも持たず、郵便物を受け取り、事務所で開封したところ、突然郵便物が爆発した。
通報を受けて現場を捜査した警察は、郵便物から爆発装置として使用したと見られる電子チップを回収。警察は現在、これらの証拠品などから爆発物の製造者の身元割り出しを急いでいる。