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10日午後10時頃、ホーチミン市フーニュアン区チュオンサー通りにあるガス販売店でガスボンベの爆発事故が発生し、店員の男性が火傷で重傷を負った。11日付VNエクスプレスが報じた。
負傷したのは、この店で働いていた北中部クアンガイ省出身の男性。目撃者によると、大きな爆発音がした後、火災が発生した。燃え盛る店の中から店員の男性がバイクを押しながら出てきたが、既にそのとき男性の下半身は炎に包まれていたという。
近隣住民らは、火達磨になっている男性を救出すべく、協力して火を消し、近くの病院に搬送したが、店舗内には100本以上のガスボンベがあり、いつ爆発してもおかしくない状況だったため、店舗に入って消火を行うことはできなかった。なお、火災は通報を受け現場に駆けつけた消防隊により、火災発生から約1時間後に鎮火が確認された。
ガス販売店での火災で、周辺一帯にも火の手が回ることを恐れた近隣住民の多くが路上に飛び出して、辺りは一時騒然としたが、この火災による負傷者はこの男性店員だけだった。なお、ベトナム国内では無認可の企業や個人商店がガスボンベの充てん・販売を行っていることが多いが、当局の取締りが徹底されていないため、ガスボンベに関する多くの事故が発生しているのが現状だ。