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ホーチミン市は、ラッシュアワーに学校や教育施設の前の道路で生じる交通渋滞の対策を検討している。これには、違反者に対する処罰や事業認可の取り消しなどの制裁措置も含まれる。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
学校や教育施設の周辺道路では、下校時間に子供を迎えに来たバイクや車が路上で待つため、渋滞の発生が常態化している。対策として考えられているのは、路上ではなく学校の校庭または周辺にある駐輪場や空き地を借り受けてそこで待ってもらう方法だ。
市公安道路鉄道警察部(PC67)によると、これまでは迎えの父兄らに口頭で注意するだけだったが、市人民委員会から正式な要請があれば処罰を科す根拠になるという。また市教育訓練局は、インターナショナルスクールや外国語学校などの教育施設に渋滞対策をするよう指示しても効果がない場合は、認可取り消しもあり得るとしている。
ただ、この対策の実効性には疑問符が付く。待つ場所を確保できたとしても、父兄が協力するとは限らないからだ。教育訓練局は各学校に、父兄会でこの問題への理解を求めるよう指示する予定だ。